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健康診断で足の臭いが気になる。靴下を脱ぐ数秒に身構えた話

著者:安全靴歴12年・元工場勤務

健康診断で靴下を脱ぐのが気になるのは、自分だけなのか?

身構えていた。 会社の健康診断で靴下を脱ぐのが気になるのは、足を不潔にしているからではないと思う。足の臭いのもとになる成分は、靴を履いて働くあいだに増えていく、という計測がある。夏の靴の中は、湿度が99%を超えることもあるらしい。脱ぐ前の時間に、靴の中で条件がそろってしまうのだとすれば、靴下を脱ぐ数秒に気持ちが固くなるのも無理はない。職場で過ごす時間との関係は、こちらの記事に書いています。気にしているのは、性格だけの問題ではないのかもしれない。

足を見せる順番が回ってきたとき、僕はどうだったか?

工場に勤めていた頃、年に一度の会社の健康診断では、靴下を脱いで足を見せる順番が回ってきた。名前を呼ばれ、靴下を脱ぐよう促される。その瞬間だけは、ほかの検査を受けているときとは違う緊張が、静かに湧いてきた。看護師や医師から、何か言われたことは一度もない。気づいていて、気を利かせて黙っていてくれただけなのかもしれない。そう思われているのではないか、という考えの方が、実際に起きたことよりも先に立っていた。だから、足元をさらすあの数秒だけは、心のどこかで身構えてしまう。ただ、来年もまた同じ数秒が来ることは分かっていた。身構えているのは自分だけなのかもしれない、と思いながら。

靴下を脱ぐ前に、靴の中では何が起きているのか?

あの数秒に身構えていたのは、気の持ちようだけではなかったようだ。花王が、足の臭いの原因とされるイソ吉草酸の量を調べたところ、入浴を済ませた時点と通勤を終えた時点ではほとんど差がなく、仕事を終えた後になって増えていたという。エステーの調査では、夏のビジネス靴の中の湿度は最大で99.49%に達し、足の裏からは両足で1日およそ200mL、コップ1杯ほどの汗が出るとされている。靴下を脱ぐのはほんの数秒でも、その前には靴を履いて過ごした長い時間がある。見せる瞬間に気になったのは、その時間の分だったのだろう。靴を脱ぐ場面が気になった別の夜のことは、こちらに書きました。

年に一度のあの数秒を前に、何を見直せばいいのか?

会社の健康診断で靴下を脱ぐのが気になっていたのは、足を不潔にしていたからではなかったのだと、今は考えている。臭いのもとになる成分は、靴を履いて働く時間のなかで増え、靴の中には汗と湿気がこもりやすい。あの数秒に身構えるのは、それまでの時間がまとめて表に出る場面だからだろう。だとすれば、目を向けるべきは脱ぐ瞬間ではなく、靴を履いているあいだの足元の方になる。安全靴だけの話ではありません。革靴でもパンプスでも、靴の中が蒸れて菌が増えるという点は共通しています。年に一度のあの数秒の前に、確かめておけることはありそうだ。健康診断の日に限らず、足元について僕が試してきたことはこちらにまとめています


よくある質問

Q. 健康診断で靴下を脱ぐとき、足の臭いが気になるのはなぜですか? A. 花王の計測によると、足の臭いの原因とされるイソ吉草酸の量は、入浴後と通勤後で大きな違いがなく、仕事を終えた後に増えていました。靴を履いて過ごした時間の影響が考えられます。

Q. 靴の中はどのくらい蒸れているのですか? A. エステーの実測では、夏のビジネス靴の中の湿度が最高99.49%に達したとされています。足裏からは両足で1日約200mLの汗が出るとも説明されており、靴の中は湿気がこもりやすい環境だといえます。


著者プロフィール

安全靴歴12年・元工場勤務。工場勤務時代に安全靴を履き続けた経験をもとに、実体験と客観データの両面から記事を書いています。